「あぁ。そうだ、 だから風呂も昔入ったし」 「…覚えてない」 「お前、小さかったしなぁ…」 「拓斗ってあたしと、同い年…?」 「そうだけど?」 「…そっかぁ」 学校に拓斗なんて人、いなかったし…。 思い出しても中々分からない。 「忘れてても、別にこれからまた 好きになってくれたら、それでいい」