周りの人たちも、その写真を見て固まっていた。


「こ、これ…

もしかして…


田村 宏 さんの彼女なの…?」


僕は、みんなに尋ねるように聞いた。


「…………たぶん、そうだろうな…」


亮輔くんは、目を閉じながら僕の質問に答えてくれた。


な、なんでこんな…


「……………ここを離れよう…

幸い、この公園には誰もいなかった。


誰も見ていない…


早く、ここから離れて…

違う場所で考えよう…」


純太くんの言葉に、僕たちは頷いた。

そして、誰もいなさそうな場所に移動した。