でも、もったいないな。



メガネが邪魔だよ。



はずしちゃえばいいのに――……。



そんなことを考えた。



その瞬間……。



「俺を見るより、教科書見れば?」



ボソッと……。



冷泉くんがつぶやいた。



「そんなに気になる?
俺のこと」



視線をあげた冷泉くんと目があった。