「それに、あたし。
『委員長に勉強を教えてほしい』なんて。
花に、気持ちをわからせるためにあえて言ったんだしさ」



「えぇっ?
どういうこと!?」



「あたしも、はじめっからフラれるのわかってたよ。
だって、委員長、花のことしか見てなかったもん」



「な、なんで?
なんでそんなことを言うの?」



真由ちゃんの言いたいことがわからない。




「あたし……花たちが、担任に掃除を頼まれたとき、こっそり生物室に行ったの。
花と委員長の様子が知りたくて」




「……っ」