「そのときね。
薄々は気づいてたけど……。
こんなに委員長のことが好きなんだって、はっきりわかった」



「…………」



「この気持ちは、委員長にも伝えたいと思う」



「…………」



「でも、その前に。
3人には、本当の気持ちを伝えたかったんだ」



「…………」



「ごめんね。
りおちゃん、真由ちゃん。
同じ人を好きになって、ごめんなさい」



ふたりに向かって、頭をさげる。