「花が“大事な幼なじみ”であることに、変わりはねーから。
今までもこれからも」



「…………」



「なっ」



そう言って、星ちゃんは、とびっきりの笑顔で、あたしの頭をわしゃわしゃ撫でた。



「俺は、これからもずっと。
花のことが、大好きだよ」



「……あたしも。
星ちゃんのことが大好き」



「「“大事な幼なじみ”として!!」」



最後、同じ言葉を、同じテンションでハモった。



そのことがうれしくて。



あたし達は、しばらく顔を見合わせて、笑い続けた。