花が開くように笑って、星ちゃんは、ラグに後ろ手をついた。



「だから、絶対! 大丈夫」



「…………」



力強く断言する顔が、カッコいい。



星ちゃんも……幸せになってくれたらいいな。



心がなんだかほっこりする。



「でも、もし、アイツになんかされたら……。
俺に言えよ。
ぶっとばしてやるから」



「え?
星ちゃん?」



心がほっこりしている最中耳に入った、“ぶっとばしてやる”なんて、乱暴な言葉に「えーっ!?」と驚く。



そんなあたしの顔をのぞきこみ……。