「ほら。
今、ココ……」



「う、うん……」



とは言ったものの。



教科書があまり見られない。



「……っ」



冷泉くんが近いことばかりが気になる。



スルーされたとばかり思ってた。



それなのに、こんな風に優しくしてくれるなんて。



や、やばい……。



なんか……急に体温があがってきた。