「……っ」



こんな言葉……。



本当は、ずっとずっと待っていた。



いつか、星ちゃんが、あたしの彼氏になってくれたらなーって。



あたしが彼女になって、星ちゃんのお誕生日をお祝いしたいなーって。



「……っ」



「でも、花は。
アイツのことが、気になってんだろ?」



なにも言えないあたしに、星ちゃんは、優しいまなざしを向けた。



「悔しいけど。
俺、気づくのが遅すぎたみたいだな」