「え?
誰だろう?」



目を見開いて、ジッと見た。



「え?
星ちゃんっ!?」



あたしの家の前に立っていたのは、なんと! 星ちゃんだった。



制服を着たままってことは、まだお家に帰ってないの?



駅から直接、あたしの家に寄ってくれたの?



それで、雨の中……。



あたしの帰りを待っててくれたの?



でも、なんで?



今日、あたし。



星ちゃんと、約束なんかなかったよね?