〝男に挟まれて座ってる?”



「3組のクラス会にいたからとか。
んなこと、どーでもいーんだよ」



「…………」



「んなことより。
俺が怒ってんのは。
花が男に囲まれて、べたべた何回も触られて。
その上、へらへら笑ってることにだよ」



――ドンッ!!



星ちゃんは、壁についていた右手で、壁を殴った。



「無防備に、何回も触られてんなっ」



「…………」



「花は、〝俺だけ見てろ”って言っただろ」



「……っ」