「それは……。
なんか、渡瀬くんに呼ばれたから……」



「はぁ?
なんだよ、ソレ?」



聞き返す星ちゃんの顔が、さらに険しくなった。



それが恐ろしくて、あたしは両手を合わせて、星ちゃんに向かって頭をさげた。



「ごめん、星ちゃん。
別クラのあたしが参加しちゃって。
3組のクラス会に。
ごめん、ごめん。
本当にごめんっ!!」



「…………」



先にめちゃくちゃ謝っちゃえば、いくら怒っている星ちゃんといえど、許してくれるに違いない。