うー、やばい。



これから、星ちゃんのお説教かぁ!?



「うー……」



とうなりながら目をつぶる。



そんなあたしに、「目を開けて、ちゃんと歩け!」と指示する星ちゃん。



うー、せめて。



現実逃避をしたかったのに。



それも許されなかったあたしは、しぶしぶ星ちゃんの後をついていく。



角を曲がった先で、ちょっとだけ止まる星ちゃん。



きょろきょろっとあたりを見回して、人目につかない壁際にあたしを立たせた。



そして……。