もちろん、まわりにいたあたし達も、意味がわからずキョトンとする。



そんな中、星ちゃんはあたしの頭に手を乗せた。



「コイツは、ダメ。
俺の大事な幼なじみだから」



「え、あ。
そういうこと、か……。
あー、悪い……」



バツが悪そうに謝って、渡瀬くんはあたしに向かって手を合わせた。



「大熊もごめんっ」



「え、べつに。
いいよ、そんなの。
頭撫でられるくらい、いつものことだからっ……。
……っていうか、あたしでよければ、いつでも撫でてっ♪」