みんなでワイワイ楽しんじゃうの、大好きだよね?



それなのに、どうして?



なんで、星ちゃん、怒ってるの――っ!?



星ちゃんの怖すぎるオーラに、ひぃーっと縮みあがり、でっかい渡瀬くんの陰に隠れようとした。



でも、いまさら、そんなことは無駄だったようで……。



「ちょっとごめん……」



と言いながら、星ちゃんは、隣の渡瀬くんを押しのけ、あたしの隣にドカッと座った。



「なんで、ココに、花がいんだよ」



開口一番、地獄の底から響くような低い声。



おー、怖っ。



ぷるっと震えた体のせいで、グラスのジュースが少しこぼれた。