お買いものができていないことを言う間もなく了承され、そして電話をプツっと切られた。



『…………』



世の中、あたしが考えているよりも適当でいいのかもしれない。



じゃあ気にせず、この場を、楽しんじゃいますかーっ!!



「イエ―イッ!!」



と、テンションMAXで叫び、ジュースの入ったグラスを持ち上げた。



その瞬間……。



――キャアッ!!!!!



割れんばかりの女子の悲鳴が、うるさいはずのカラオケルームに響いた。