りっちゃんに目配せしようと視線を動かす。



その途中、中川くんと目があった。



「え?
スーパーって?
おまえ、カラオケ行かねーの?
ここまで来といて?
つか、西山たちと一緒にいるのに!?」



ものすごく驚いた顔をしている中川くん。



「いやいや。
あたし、3組じゃなかったし」



顔の前で数回手を横に振る。



「りっちゃん達とは、偶然会ったの」



「そうだっけ?
大熊って……違うクラスだっけ?」



中川くんは、渡辺くんと顔を見合わせた。