「うん。
そうそう♪
1組だった♪
……じゃなくて。
無理無理無理!!
ひとりだけ違うクラスとか、絶対無理!!」



そう言ってるのに、今度は佳織ちゃんが、あたしの右腕をガシッとつかんだ。



「いいじゃん。
一緒に行こうよぉ。
成宮くんもいるしさ。
大丈夫~♪」



左腕もるりちゃんに引っ張られた。



「そうそう、花ちゃん。
成宮くんと仲よかったし~。
ねー、最近会った?
まーたカッコよくなったって話だよ~。
西南行った友達の話だと」



「あー、星ちゃん?
うん。
会った。
確かに、めちゃくちゃカッコよくなってた!!」