「そうそう。
でも、花ちゃんなら……。
ひとり違うクラスでも大丈夫そう」



るりちゃんがクスクス笑って、佳織ちゃんと顔を見合わせる。



「ねー。
……っていうか、誰も気づかなさそうな気がする~。
花ちゃんが、別クラだったなんて」



「いやいや。
そんなことないって。
気づくって!!」



「そうかなぁ?
気づかないと思うけど。
もし気づいてもいいんじゃない?
だって、花ちゃん。
みんなと仲良しだったじゃん?」



佳織ちゃんが首を横に傾けてニコッと笑った。