……え?



さっきのトーンとまるで違う優しさに、冷泉くんを仰ぎ見る。



すると、そこで、あたしが目にしたのは――……。



ニコッと華やかな笑顔で、りおちゃんに笑いかけている冷泉くん!!



「え。
どうしたの?
その笑顔……」



思わず出たあたしのつぶやき。



そんなものはスルーして、冷泉くんはりおちゃんの前でメガネをはずした。



「大西さんに言われたら。
とらないわけにはいかないよね?」