「まさか……とは、思うけど」



そう切り出して、りおちゃんは、のどをごくんと鳴らした。



「星くんって……。
いつも、あんな感じ？」



「うん。
あんな感じだよ」



「…………」



「とは言っても。
あたしが、ちゃんと星ちゃんを見てるときには、べつになんにも言わないけどね～」



「…………」



「むしろ、放置。
だから、昨日は、うれしかったっていうか……。
あ、でも、そういえば。
あーゆー感じの。
確か、小学校のときにもあったような……」