『超イケメンがサッカーしてるって聞いて、見に来たんだけど~』



……なんていう女子が、どんどん増えていくことにドキドキしてた。



そして、最後には、冷泉くんしか目に入らなくなっていた。



だから、腕を掴まれるまで、星ちゃんのことは忘れてた。



こんなこと……。



今まで、一度もなかったのに。



こんなあたし、最高におかしいのに。



でも……止められない。



こんなときなのに、やっぱり見ちゃう。