「うっ……。
それは、まぁ、そうなんだけど~」



「じゃ、自分でなんとかしなよ。
あたし帰る」



「えぇ~!?
マジで~!?」



「うん。
マジで」



ひまりちゃんは、イスの音をガタンとさせて立ちあがった。



「ま、待って!
そ、そんなこと言わずに……。
ひまりちゃんっ」



歩きだそうとするひまりちゃんの腕をつかむ。