…うん。
もう驚き疲れた。

「じゃ、そういうことだから。あら、やだ。もうこんな時間!青山、すぐにヘリの支度して!」

「はい。ただいま」

そう言って、嵐のようなお母様は帰っていった。



「青山、どういうこと?これは夢?」

「残念ながら悠羅様、これは夢ではございません。4月より桜宮学園に通い、悠羅様の王子様を見つけろ、ということでございます」


…ですよね。

「あ、それと悠羅様。くれぐれも九条家の人間であることは秘密でお願い致します」

あたしの高校生活。


どうなっちゃうわけーーー⁉︎