「なるほど。でも明日になったら"波風"という人物はわかるのではないでしょうか?」

的確なアドバイス?はくれるものの。

いつの間にか用意された机にイス。

それにティーセット。

そしてあたかも自室のようにくつろぐ青山。


「……ここ私の部屋なんですけど……」

「ま、細かいことはお気になさらないでください。それに昔はこうしてよくお話してましたよ?」


……それはあくまで昔の話。


今はお嬢様と執事の関係。



「お嬢様?お飲みにならないのですか?お嬢様のお好きなイチゴのショートケーキもご用意してますが」


………もう、いい。


青山のことは諦めよう。


それよりあの2人だね。