次の日。












また優真が来ていて











「おはよう。」











といつものように声をかけてくれた。











そのあとは沈黙が続いてしまったが、優真が急に











「昨日は変な帰り方して悪かった。」











とそっぽを向いて言った。











言い方が拗ねているようだったので、ふふ、いいよ。











と言ってみたら、少しムッとして芹花のくせに上からだな。











とからかわれた。











芹花は体育祭からみんなと話せるようになっていた。











静かだった日常がまた華やかになったのだった。