今日は休日。
本を読みながらゆっくり過ごしていると、電話が鳴った。

ディスプレイには雪陽と、表示されている。

電話なんて珍しく何かあったのかと思い慌てて電話に出た。

「もしもし雪陽?どうしたの?」

「いきなり電話してごめんな、昨日ちょっといい忘れたことあってさー」

「電話するほど大事な事なのに、いい忘れたの?雪陽ってやっぱ抜けてるねー」

心配した私の気持ちを返してほしいものだ。

「あのさー、、」

いつもと違う雪陽の様子に心配がぶり返す。






「俺、雨月の事好きだ。」


「、、、え?」


「返事は直ぐじゃなくていいからさ、多分びっくりしてると思うし。ゆっくり考えて?じゃあ、」

電話は静かに切れた。



フリーズってきっとこの事。


ただの友達だと思ってた雪陽。
突然の告白。
頭は真っ白。



でも、正直嬉しかった。

心の何処かでこうなればいいと思ってたのかもしれない。

でも、星那の影が過った。この3人の関係は崩れたりしない?

星那はそんな事で離れたりしない。


けど、でも、けど、でも、、、


自問自答を繰り返す。。。