そんな私に気付いたのか、勇心くんが話しかけてくれた。


「小松はなんか歌わないの?」

『私は聞いてるだけでいいの。勇心くんは?歌わないの?』


こんな風に話してるだけで、私の鼓動はドキドキ鳴っている。


「誰か入れたの、横取りする。」

『アハハ。ダメじゃん。』


それからもちょこちょこ勇心くんと話をしていた。


こんな風に大勢で遊んだ事も初めてだし、勇心くんと沢山話せた事も嬉しかった。


「あっ、そうだ。小松、良かったら番号交換しない?」

『えっ、あっ…うん!する!』


突然の事で動揺してしまったけど、勇心くんから聞かれるなんて嬉しすぎる。


ドキドキしながら番号交換を済ませた。