花火をした日から3日後。
学校は夏休みに入った。
私の生活は昼夜逆転で、毎日海に行っている。
でも、あの日以来康弘くんとは会ってない。
元々、康弘くんは週末にしか顔を出さないから私は寂しかった。
でも、そのかわり毎日メールをしてる。
と言っても、私が一方的に送ってるだけで返事はあまりこない。
今日も集まりに来たけど、みんなの輪に入らず康弘くんにメールを送っていた。
「あや?誰とメールしてるの?」
凜が私の様子を見に来た。
『や…、あっ秘密。』
うっかり康弘くんの名前を出しそうになった。
「ふーん。巧くん来てるよ。」
『そうなんだ。』
特別、巧と話がしたかったわけじゃないけど、私はケータイをカバンにしまいみんなのとこに向かった。