部屋に戻ると、ケータイのランプが点滅していて巧からメールがきていた。


受信 巧


[準備が終わったら連絡くれ。迎えに行く。]


そのメールを読み終わると、髪を乾かしメイクをする。


服も着替えて巧に電話。


「はい?」

『準備出来たよ。』

「おー、わかった。今行く。」


電話を切り家を出る。


すぐに巧が来て私はバイクの後ろに乗り、いつもの海へと出発。


海に着くと私は康弘くんを見つけて走り出す。


『康弘くーん。』

「おー、彩奈。花火買ってきたぞ。」


花火が沢山入った袋を康弘くんは持ち上げ、私に見せてくれた。