呆然とその場に立ち尽くす私。
「小松?」
後ろから声をかけられ、驚いて振り向くと、そこには勇心くんが立っていた。
『勇心くん…』
「どうした?何かあった?」
私はじっと勇心くんをみつめる。
弘人くんを傷付けてしまったけど、私はやっぱり勇心くんが好き。
「小松?」
何の反応も示さない私の顔を、勇心くんが覗き込む。
『……好き。私は勇心くんの事が好き。』
不意に出てしまった言葉に、勇心くんはもちろん1番驚いたのは私だった。
『あっ…ごめん。』
勇心くんの顔も見れず、私は走りだす。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…