自転車の鍵を持ち、足早に家を出た。


お店に着いた時間。


5分前・・・


笑えないわ・・・


今度から時間を気にしながら行動しよう。


心に決めた瞬間だった。


カラカラ・・・

「失礼します・・・」


スタッフさんの視線が、一斉に突き刺さる。

怖い・・・泣きそう・・・

「ん、おはよう。今から朝礼やるからそこに並んでもらっていい?」

店長に言われる。

「はい!」

「よし、じゃ始めよ。伊藤。」

店長が言う伊藤。

それは・・・