人のものを勝手に見るのはダメだって、わかっていたけど…



気になって仕方なかった。



ちょっとだけ、いいかな?



見たい衝動に駆られて、俺は花を床に置いてそこから本を取り出した。



「こ、これは……」



それを見て、俺は思わず目を見開いた。