あれ……涼介、お前の言ったようにすればよかったんじゃなかったの?



額から変な汗が流れる。



だって、だって……



紗倉が……もう寝てるから。



俺が涼介から聞いた話では、こういった誕生日はプレゼントよりもインパクトが大事らしい。



日付が変わった瞬間、扉を開けてサプライズみたいにすれば、



お前の株は絶対に上がるはずだ!って。



涼介は、俺に熱く語っていた。