それは、好きな奴にだけ有効な言葉だ。



「そう都合よくいかないよ」



頬を膨らませて、机に突っ伏する。



プレゼントが気持ちの問題?



そんなの、渡す人にもよるはずだ。



興味のない人からもらっても、ちょっと気になる存在になるくらいで…



……ん?待てよ、それって。



俺の肩を掴んで机から引っペがした涼介は、異様な笑みを浮かべて、耳元で囁いた。



「俺が教えてやる」