自覚してるけど、何をあげるのが1番喜ばれるかなって考えてたら、



時間がいくらあっても足りない。



頭を悩ませている俺の肩を、涼介がぽんぽんと叩いた。



振り返り、涼介を見ながら首を傾げる。



「プレゼントなんて、気持ちの問題だって」



好きな奴からもらったら、誰だって嬉しいもんだぜ?と付け足して、にかっと笑う涼介だけど。



……俺、紗倉の好きな奴じゃないもん!!