「「お邪魔しましたあ!」」



笑顔で帰っていく2人を見送って、私は食器の片付けをする。



「いい友達を持てて、よかったわね♪」



優しく微笑むお母さんに、私は大きく頷いた。



高校に入って、初めて家にあげた友達だもんね。



そりゃあ、嬉しくもなるか♪



「それはそうと…」



お母さんと笑いながらキッチンで洗い物を片していると、



いつの間にか、お父さんが私の背後にいた。



「びっくりした、もう何!?お父さん」



「あの大量の漫画はなんだ、紗倉」