細いくせに、食い意地が一番はってる驚きの維持力者。



「そうしなよ、奈々子も」



「い、いいんですか?」



来夢や私とは違い、謙虚で可愛げのある奈々子。



私からOKサインを出すと、喜んでお母さんの話に乗った。



「いいのいいの〜♪」



今夜はカレーだからね、と付け足しご機嫌な笑みを浮かべて階段を降りていくお母さん。



私達は、散らばった漫画を片してから一階に降りた。