「何を見てんの?」

持ち上げている布団の隙間に入り、花の体にぴったりくっつく。

「ちょ……やめてよ! 向こうへ行って!」

「いいじゃん。俺たち、キスした仲でしょ?」

慌てる彼女の足に、自分の足を絡める俺。

「あれは千草が勝手に……」

「抵抗しなかったじゃん」

「……も、もう狭いって! 離れてよ!」

「やーだね」

アタフタする彼女は、両手で一生懸命に、俺の体を押し返している。

強引に迫ると顔を真っ赤にする彼女が、面白くてたまらなかった。