俺は何も気づかないふりをしながら、静かに2人の様子を伺っていた。


次の日の午後、俺は久しぶりに女を抱いていた。

相手は彼氏持ち。

この前の事務員は俺と関係を持った途端、バカみたいにすぐ男と別れたけれど、この女は少し頭が良くて、普段してもらえないことを俺に求めてくる。

いわゆる、俺のことをセフレにした淫乱女。

俺も単に欲求不満だったから、その考えを利用しただけ。

好きなんて感情は、これっぽっちもない。