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「うっわぁ〜!」
初めて東京に来た私は
見るものすべてに目がいってしまう
「こーら、顔を上げないの!恥ずかしい」
「奈穂らしいな………笑」
お父さんとお母さんの言葉も聞こえないほど
高いビルと人通りの多い道
高そうなお店を見る度に驚きの声を発していた
「ほら!早く行くよ!」
「ほわぁ〜い」
「なにその返事!」
「はーい」
お母さんとのそんなやり取りが何回か
続いて、やっと目的地のホテルに着いた
…………ん?ホテル??
「お母さん?家は?」
「あぁ、それなら移動は明日だ」
お母さんの代わりにお父さんが答えた
「そーゆーことか!」
自分なりに納得してベットにダイブする
「奈穂、学校は8日かららしいわよ」
「むぅ〜、うん、おっけ〜い」
「制服は1週間だけ我慢して?」
「なんでー?」
「手違いで遅れてるらしいの」
「んー、おっけーい」
「______………」
それから何を話したのかは分からないけど
いつの間にかベットの上で眠りについていた