「あ、順番でジュースでも飲んでくるってどう?」

名案と言うように愛梨が人差し指を立てる。

「あー。暑いしなー。」

「まあいいんじゃないか?」

優馬と涼くんは賛成のようで小さく頷いている。

「いいね!そうしよ!」

私も3人に賛成する。

「じゃあこのペアで行く?」

「そうだね。どっちから行く?」

「じゃんけん!」

公平なるじゃんけんにより休憩は愛梨達が先に行くことになった。
二人の分の浮き輪を受け取り見送ると20分後には帰ると言って涼くんの手を引いてかけていった。


「本当に混んでるね〜」

「だなぁ。浮き輪重くないか?」

「大丈夫だよ!」

「重くても俺も持てないけど!」

「うわー。」

2人で笑い合う。
優馬が退屈を紛らわせようとしてくれているのがわかる。