「そうだよ!本当に寝てたんだなー。」
「うるさいな。眠かったんだもん。」
「でも途中で起きるだろー!」
学食に着くまで私と優馬はくだらない言い合いをしていた。
そんな私たちを無視して愛梨は白里くんに話しかけていた。
愛梨勇者。
「何食べようかなー。悩むよね。」
「私A丼にする。美味しそう、ビビンバ…。」
「おっいいねえ!俺も同じのにするわー!」
愛梨の問いかけに答えつつもチケットを買って持って行く。
それを追いかけて優馬も来る。
愛梨はまだ悩んでいるようで、券売機の前で止まっている。
白里くんがチケットを買ってこっちにくる間に、愛梨の横から適当にボタンを押していた。
愛梨が何するの!って怒っている。