「うわあ!すごいイケメン!」
「確かに!あれはすごい!」
「同じクラスなんてラッキーだよね!」
愛梨に続いてみんなも言葉を発する。
本当にイケメンだ。
でもイケメンってなんだか苦手だ。
勝手な想像だけどモテるからって偉そうなイメージ。
「紗綾?見とれてるのー?」
「え?違うよー。イケメンだけど苦手だなって思ってただけ!」
愛梨に顔を覗き込まれて我に返る。
もう一度イケメン2人を見ると席を探しているみたいだった。
知り合いなのか並んで座れるところがいいみたい。
するとイケメン1がこっちを見てイケメン2に何か言っている。
なんだろうと考えると私の隣が2つ席があいている。
それに気づいたみんなもこっちくるかもとキャアキャア言っている。