実夕が黙り込むと、静かな空間があたし達を包み込む。



実夕は黙ったまま、あたしを見てる。



答えなきゃ………。



きっと今なんだ。



ずっと言えなかった、あたしの気持ち。



実夕に伝えるなら、



きっと今しかない。



実夕は待ってるんだ。



あたしの本音……。



言葉にした事のない……想い。



ゴメンね……実夕。



あたしがこの想いを言葉にしたら、



きっときっとあたし達、友達でいられなくなるかもしれない。



それでも………やっぱりね……この気持ちは変わらない。



あたしも………矢口潤が好きなんだ。