美羽が、俺らを真っ直ぐに見てくる。



「あたしはお兄ちゃんとお父さんが大好きだった。


あたしから2人を奪ったやつを許せるわけ無いでしょ?」



嘲笑うように笑う美羽。



美羽は、ホントにソイツらを今にも殺しそうな瞳をしている。



俺らは顔を見合わせた。



みんな、同じこと思ってる見てぇだな…。



「許せない…片っ端から潰してんのになんで見つからないの…」



「…美羽、そんな焦るな。俺らが必ず見つける。」



「…そんな簡単なことじゃないってわかってんでしょ?」



美羽がそういった瞬間美羽は倒れた。