「お母さん来たよ。」



お母さんはやつれてしまい顔色も悪かった。



先生が言うにはあと少しで過労死するところだったと言われた。



良かった…。



お母さんまでも失ったらあたしは生きていけない。




「そんな毎日来なくていいのに…」




お母さんは申し訳なさそうにそう言った。




「いいの。あたしはお母さんの娘なんだから」




あたしは、ニコッと笑ってみせた。




「美羽…今の学校に行きたくないならこの学校に行きなさい。」