「久しぶり…涼兄」



あたしもニコッと微笑んで返した。



最後に会ったのはお兄ちゃんとお父さんのお葬式の時かな。



でも、あたしはあの後世界が空っぽになった気がした。



1人でご飯なんか寂しいよ‥…。



「涼介さん知り合いなんですか?」



春馬と言う人が涼兄にそう聞く。



「姉の子供だ」



お母さんは40歳だから涼兄は30歳。



でも30代にも関わらず涼兄は相変わらずかっこいい。