そして、土曜日。
私は姉とWingwhite芸能事務所の前で待ち合わせ。
裕太の好きな人はあの人なのだろうか?
そんなの分かっていた、裕太は遠い存在だってこと分かっていた諦めなきゃいけないって。
「さようなら裕太…」
「莉奈!」
「お姉ちゃん」
「お待たせ、待った?」
「いや…別に」
「よし、行こうか」

姉は、受付で階を聞きに行った。

そして、エレベーターに乗り姉は17階を押した。
17階に着くまで何人かの人が乗ってきた。
エレベータは目的地に付き、エレベータのドアが開かれると目の前には大きな白い扉があった。
ここに一歩踏み込めば新しい世界が待ってる、たとえ何があっても絶対にめげない。
「コンコン、失礼します」

すると、周りの社員さんが驚いてた
そりゃあ、驚いても何ら不思議ではないと思う。
私の姉紗奈は人気歌手。

「あ、如月莉奈さんとお姉様ですね」
「はい」
「お待ちしてました、こちらにどうぞ」
その人はわたし達を社長室に案内した。
中に入ると社長がいた。

「改めまして、栗野優奈です
単刀直入に聞くはあなたはどんなモデルになりたい」
「………まだ………具体的には分からないけど華憐さんの様にモデルをこなすだけじゃ無くて演技も出来るモデルになりたいです」

「いい、根性だわ
わかったこの私があなたを…華憐さんを後悔させるようなモデルにして見せるこの約束は嘘じゃないわ」
「……」
「これが契約書ね、でこれがあなたの来週の仕事」