ど、どうしよう・・・。 すっごく、嬉しい・・・! あたしは、目を見開きコクコクと何度も頷く。 「俺が、知らないと思ったの?」 「うん。いつも、君って呼ばれてたから・・・」 すると、彼は「あぁ」と、小さく声を漏らした。 「君の名前、苗字四文字だし名前も三文字でしょ? だから、面倒くさいなぁ・・・て思って」 申し訳なさそうな笑みを零した五十嵐くん。 ガツンと頭を殴られたような感覚を覚える。